はじめに
この記事は「読書のアウトプット法」について悩んでいる方に書かれています。
- 読書の質はアウトプットで決まることがわかる
- 簡単なアウトプット法がわかる
- ねぎま式読書術がわかる
「あー、面白かった」
せっかく読書をしたはずなのに、感想になると「面白かった」の一言で終わってしまうことはありませんか?
読んだはずなのに、言葉にしようとすると頭に浮かばず、結局「ああ、あの本? 良かったよ」としか感想が言えない。
そんな自分を情けなく思うかもしれませんが、それはもしかしたら、読書後のアウトプットが足りないからかもしれません。
「アウトプット?」
そうなんです。読書の効用は、読んだ量よりも、どれだけアウトプットしたかで全然変わってきます。
どういうことか、これから説明していきます。
読書の質はアウトプットで決まる
せっかく読書をしたのだから、そこから感じたこと・考えことを言葉として表現したいものです。
この記事では、そんな読書を有意義にするためのアウトプットの方法についてご紹介しています。
読書後のアウトプットで大事なことは、自分の動いた感情に対して理由を考えること(意味づけ)だとボクは思っています。
これだけ聞くと、「それ、感想文じゃね?」と思いますが、感想文とは違うところがあります。
それは「何故そう思ったのか」をきちんと言葉で表現している点です。理由を踏まえて話す言葉には説得力が出てきます。
「ああ、あの本? 面白かったよ。それはね、〇〇だからなんだ」
この〇〇の部分を表現できるか。そこに読書をした意味があるとボクは思っています。
そのためにもアウトプット法を身に付けて、より質の高い読書を目指してみてください。
簡単なアウトプット法を身に付けよう
「要約や書評としてブログに公開していたけれど、難しくて続かなかった」
読者初心者の方が手始めにアウトプットする方法として、書評や要約などの情報まとめ系アウトプットがあります。
しかし、これらは難易度が高く、あまりオススメできません。
やってみるとわかりますが、何百ページに及ぶ本の情報を咀嚼し、自分なりの解釈し、A4用紙1枚程度の情報にまとめ上げる作業は技量が必要なのです。
ただでさえ、自分の感情に対して理由付けができない状態ですから、なおのこと難しいと感じると思います。
そんな難しい作業を続けているうちに、アウトプット自体が嫌になってしまうかもしれません。それは、とてももったいないとボクは思います。
そうならないためにも、初心者の方のアウトプット法は手軽で簡単にできるものが効です。
そんな技量を必要としないのが、今回ご紹介する「ねぎま式読書」です。
「ねぎま式読書」とは?
ねぎま式読書とは、良書:『読書は1冊のノートにまとめなさい』にて紹介された読書ノートのまとめ方です。
「ええ? 読書ノートを付けるの? なんだか、面倒そうだな」
大丈夫です。
今回はノートとしての書き方をお伝えしますが、他のものでも構いません。
例えばアプリのメモ帳やパソコンのワードなどで代用が可能です。それは、自分のやりやすい環境で試してみてください。
このねぎま式読書の最大の特徴は、「感情」と「理由付け」という2点を記述できるところです。
以下に紹介する5つの情報のみで、読書の本質を実践できるのでオススメです。やり方を実際に見てみましょう。
- ①日付
- ②本のタイトル
- ③作者名
- ④感情が動いた文を引用
- ⑤何故、感情が動いたのか、理由付け
最初に①~③を題名として記入します。これは、何を読んだのかのメモになります。
重要なのは次の④と⑤です。
④は読書をしていて、自分の心が動いた文を引用します。
「面白かった」「わくわくした」「悲しかった」「楽しかった」「悲しかった」「辛かった」「切なかった」
など、感情が動いた文ならなんでも構いません。その文を引用して記入しましょう。
⑤は、④の理由を答えます。
つまり「何故、あなたの感情が動いたのか」の疑問に答える文を書きます。
この「何故」に答える作業こそが、ねぎま式読書の一番重要な部分になります。他人の言葉を借りずに、自分なりの解釈を記述していきましょう。
何故、感動したのか。何故、嫌だと感じたのか。悲しくなったのは何故なのか。
その何故、という自分の気持ちに対して、丁寧に解説を加えてみてください。
あとは、この④と⑤の作業を繰り返し行うだけです。
どうでしょうか? 要約や書評に比べて、随分と簡単にできることがわかるかと思います。
ねぎま式読書の注意点
このアウトプット法に1つだけ注意を加えるとすれば、④番の部分です。
④は、自分の感情が動いたもののみ、記述することにしてください。
作中で使われた重要そうなキーワードだとか、作者が重要だといった箇所を記述するのではありません。
あくまでも、自分の感情が動いた時のみ記述してください。
何故なら、読書の一番重要なポイントは、読書を通じてあなたは「何」を感じたのかという部分だからです。
誰かに重要だと言われたって、自分の感情が動かなければ、それは自分にとって重要ではないのです。重要でないことをアウトプットしても、意味がありません。
自分の感情を大切にし、その感情が動いた理由を深く探ることが読書でのアウトプットの本質だとボクは思います。
応用できる ねぎま式読書
ねぎま式読書は、何も読書だけに限ったものではありません。
例えば、ドラマや映画を見た時、マンガを読んだときにもこのねぎま式読書が使えます。
ノートやメモアプリに、ねぎま式読書を実践してみてください。
感情が動くものすべてに、このアウトプット方が有効になります。ぜひ、色んなものに試してみてください。
まとめ
読書のアウトプットはねぎま式読書がオススメ。簡単で手軽に始められるので、書評や要約よりも続けられる。
ねぎま式読書の最大のメリットは、自分の心の動きを観察できること。
何故、自分の心が動かされたのか。
それを注意深く探ることこそが、読書のアウトプットの本質である。
白玉いつきの作品を見てみる
「なんかコイツ、エラそうなこと言ってるけどなんなの?」
ご紹介が遅れましてすいません。実はweb上にて小説を投稿している者です。
こんなエラそうに言っているやつが書いている小説、読みたくないですか?
もしよかったら、白玉いつきが書いた小説を読んでみてください
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