はじめに
本記事は「本を読むのが遅い」ことに悩みを持っている人向けに書かれています。
- 深い読書のメリットがわかる
- 速読と深読の求めるものの違いがわかる
- 深読をやりたくなる
読むのが遅く、「もっと多くの本を読めればいいんだけどな」という悩みを抱えている方。
そんな方にボクは「まあでも、多く読めなくてもいいんじゃないですか?」というアドバイスを送りたいです。
むしろ、目指すべきなのは「速さではなく深さ」の読書だと思うのです。
「速い遅いから、浅い深い」という次元へと読書をシフト転換することが必要だとボクは思うのです。
だから、読書が遅いことについて悩まないでください。
その理由を、これから書いていきたいと思います。
読書の質はアウトプットできまる
インプットとアウトプット
先ほどボクは、読書は「速いから深い」という次元へとお引っ越しした方がいいよ、と提案しました。
これが何故かというと、読書の質は「アウトプット」で決まると考えているからです。
読書という行為は、大きく分けるとインプットとアウトプットに分けられます。
この2つを見てみると、「速い読書と深い読書」が求めるものの違いうを理解することができます。
速読では「速く読める」「沢山読める」などのインプットを増やすことに主眼を置いています。
一方で、深い読書(深読)では、「内容を語れる」「自分の意見が言える」「考察ができる」などの、アウトプットを増やすことに主眼を置いているのです。
この2つの違いが、ボクが「読書は速さよりも深さ」だという理由です。
インプットよりもアウトプット
「でも、インプットが多くなれば、それだけ知識も増えるし良いことなんじゃないの?」
そう思われるかもしれません。でも、その読書ではいったい「何」が得られたのでしょうか?
良書:『アウトプット大全 (Sanctuary books)』では、「自己成長は、アウトプットの量で決まる」と言っています。
何故なら、現実世界を変えられるのはアウトプットのみだからです。
いくら知識を増やそうが何しようが、アウトプットしない限り現実は変わらないし、自己成長もないのです。
これは、読書にも当てはまると思います。
たくさんのビジネス書を読んでいる人がいます。たくさんの知識を吸収しています。
でも、その人の何が変わったのかというと、何も変わっていないように見えて仕方がないのです。
変わったところは「口うるさくなった」ことぐらい。
これは昔の自分を思い出しているようで虚しい気持ちになります。。
そんな読書よりも、
「あの本でね、オレは〇〇始めたんだよ」とか「私、あの本でめっちゃくちゃ感動したの。あの〇〇ってシーンなんか最高」
だとか、〇〇の部分を熱く語れた方が、読書を実りあるものに変えていると思いませんか?
深読のススメ
ここまで読めば、ボクが何故「速いから深い」へと、読書をシフト変換した方がいい理由がわかると思います。
深読法はアウトプットを求める読書法です。アウトプットが多くなれば、それだけ有意義な読書をしたことになります。
「でも、どうやって深読すればいいの?」と、深読に興味が出て来た方に向けて、深読の方法をご紹介します。
詳しい方法は『記事:読書の質はアウトプットで決まる 簡単で有用なアウトプット法 』
に書きましたのでそちらも読んでいただければと思います。
ざっくりいうと深読とは「自分の感情の揺れ動きに注目して読書をしよう」ということです。
読書をし終わって、「面白かった」「楽しかった」くらいの感想しか言えないことはありませんか?
そんな一言感想から脱出して、「〇〇だったから、面白かった」「〇〇だったから、楽しかった」という〇〇の部分を理由付けしていく作業。
これが、深読の一番の核になる部分だとボクは考えます。
速読が悪いわけじゃない
1つ注意点を加えるとすれば、速読が悪いわけではないことです。
速読はインプットを増やす重要な読書法だということを、ボクは評価しています。
ただ、ここで言いたいことは速読することが”目的”になってはいけないということです。
( 記事:読書をする意味はあるの? と考えるより読書を”した”意味を考えた方がいい話 )
月に何十冊も読むことが大事なんじゃなくて、何十冊読んだ先に、どれだけのアウトプットを残せるのか。
あくまでも目的は読んだ結果であり、何を得られたのかに重点を置くと。
これが読書をするうえで大事だと思います。
まとめ
読書はインプットよりもアウトプットの方が重要。
たくさん読むことではなく深く読むこと=深読を目指した方が有意義な読書になる。
そのためには、読書中の自分の感情の揺れ動きに着目し、その理由を探ること。それが、深読の第一歩になる。
白玉いつきの作品を見てみる
「なんかコイツ、エラそうなこと言ってるけどなんなの?」
ご紹介が遅れましてすいません。実はweb上にて小説を投稿している者です。
こんなエラそうに言っているやつが書いている小説、読みたくないですか?
もしよかったら、白玉いつきが書いた小説を読んでみてください
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