Blender初心者にオススメの勉強法。ブログだけでは上達しない理由

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はじめに

 この記事は、Blenderを初めて触る方向けに書かれています。やりたいことはあるんだけど、うまく行かない。ネットで検索しても思うような解決方法が見つからない。そんなBlender初心者のための勉強法はないものか。そう思っている方は、読んでみてください。

 効率的な勉強法は”書籍”と”ブログ”それから”Youtube”の活用です

あれ? Blenderってどう動かすの?

「あれ? ウェイトペイントがうまく行かない」「オブジェクトがうまく選択できないよ」「ああ、変な風にボーンが設定されちゃった」 Blenderを初めていじってみたんだけど、中々操作がうまく行かず、挫折した経験はありませんか?

 やりたいことを検索してみても、思うような解決方法が得られない。

 検索→うまく行かない→検索→うまく行かない→検索……etc。

 そんな不毛な時間を過ごしてないでしょうか?

 Blenderはフリーソフトで手軽に入手できますが、操作方法は手軽ではありません。そのギャップを知らないで手を出してしまうと「なんか違う……」と、Blenderの良さもわからないまま、断念してしまう結果になりかねません。

 Blender習得には、しっかりとした勉強法で攻めないと”時間の浪費”を招いてしまいます。不毛な時間を使わないためにも、効率的な勉強法が必要なのです。

 では、どうやって効率的に勉強するのか

 それには”書籍”と”ブログ”、それから”Youtube”が必要です。

書籍・ブログ・Youtubeを使い倒し効率的な勉強をしよう

 初めてBlenderを触ったとき、あなたは何を参考にしましたか? 「Blenderのインストール方法」や「日本語化の方法」、それからちょっとした移動など。すべては”ブログ”を参考にしたのではないでしょうか?

 ブログはとても便利です。色々な情報が書かれています。しかし、初めての勉強法に、ブログを選択することは、オススメできません。

 なぜなら、ブログには体系的にBlenderを学ぶための土台が整っていないからです。

 こちらの図を見てください。Blenderの習得を1つの木に例えると、技術習得には、3ステップがあります

Blenderの勉強を木に例えると
Blenderの勉強を木に例えると
ステップ1幹の部分。基礎的な技術の習得。 移動方法や動かすだけのアニメーションなど。
ステップ2枝の部分。実践的な技術の習得。 ウェイトペイントの使い方や、モディファイヤーの使い方など。
ステップ3葉の部分。より細かい技術の習得。 樹木の作り方やコップの作り方など。

 ブログでの勉強法では、このステップ2の実践的な技術の習得ができます。実践的な技術ゆえに、これくらいは知ってて当然”という部分が、本文から省略されていることも多いのです。

 一方、初めてBlenderに触れる方はそれが分かりません。ここに読者とブログとの間に溝が生じているのです。この溝のせいで、無駄に検索をかけたり、いくつものブログを見て回ったりという不毛な時間が生じてしまうのです。

初めては書籍での勉強がオススメ

 この溝を埋めるためにも、触ったばかりの初心者の方は書籍で勉強することをオススメします。書籍での勉強のメリットは2つです。

 ①基礎の基礎の部分に絞って教えてくれるため、省略されがちな基礎を勉強できる
 ②同じ著者が同じ言葉・言い回しで教えてくれるため、文章での混乱がしにくい。

Blenderを書籍で勉強するメリット
Blenderを書籍で勉強するメリット

 まず①番目は先ほど言った通りです。

 ブログと違い、書籍では読者層がどういうものかを厳密に調査しています。そして、絞った読者に対して、一番知りたいであろう情報をピンポイントで提供してくれます。初心者用の書籍を買うことで、実践的ではないものの、重要な技術を取得することができます。

 一方、②番目の同じ著者が説明してくれるというところ、というのもメリットに入ります。

 あるキーワードに対して、書籍ならば著者が同じ言葉を使って説明してくれます。同じことを伝えるために、言葉が変わったり、言い回しを変えたりということはしません。これにより、文章での混乱を防ぐことが可能です。
 それがブログになると、複数のサイトを経由してキーワードに対する答えを見つける作業になると思います。そうすると、複数人がそれぞれの言い回しで同じことを答えるために、”文章”の部分で混乱することが出てきてしまいます。

 やってることは同じなのに、一方のサイトではショートカットキーを使い、一方のサイトではタブを使って説明している。これは極端な例ですが、こういった文章の違いを見抜かなければいけないという作業は、初心者の方には負担になってしまうのです。

 この①と②のメリットこそが、初心者の方にオススメする理由です。

書籍で基礎を身に付けたらブログで実践的な勉強をしよう

 書籍だけで得た力は基礎力の向上を図れますが、それだけでは自分のやりたいことを100%表現できないでしょう。歩くだけのアニメーションは作れるけど、そこに微妙な表情を付けたりすることは、書籍だけの情報では不十分です。

 その部分を新たに書籍で勉強することは、効率が悪いです。書籍は大多層にウケるような内容になっていることが多く、それだけに、自分の知りたい情報がピンポイントで載っていることはマレです。

 そんな時は、ちゃっちゃと、検索をかけてブログで見た方が早いです。ブログだと、コンパクトにまとめた文章で情報を提供してくれますので、書籍の”くどい”言い回しをカットしてくれます。もし、1つだけのサイトで理解できなくても、2つ3つとサイトを巡ることで、自分の疑問を解消することができるでしょう。

 この段階で、書籍での基礎知識が身についていないと、サイト同士の言い回しや、サイト同士が補完しあっている情報を見抜けなかったりします。それを防ぐためにも勉強の順番は

 書籍→ブログの方が効率的です。

Youtubeでより具体的な知識の習得を行おう

 最後に、ブログだけではなくYoutubeでの勉強も併用することをオススメします。

 Youtubeでの勉強法は、Blenderの解説を知るというよりも、CGクリエイターが実際にオブジェクトを作っているシーンを観察することで「こういう順序で作るのか!」「ここは、こんなオブジェクトにするのか!」という細かい技術の発見・習得を目指しましょう。自分の知りたい情報を得るというよりは、情報の先取りをし「こんな技術もあるのか」という部分をどんどん吸収していきましょう。

 ただ、Youtubeの動画では英語での解説が多いのがネックです。なので、言葉で観察するよりも、実際に流れている動画のタブやマウスのクリックなどを注視すると良いでしょう。

 「オレ、英語わかんないから日本語だけでいいや」と日本語に限ると、知識の偏りができてしまいます。それよりも、海外の動画も含めて見た方が、情報量が多く、勉強になります。

 最近では、日本語での解説チャンネルも徐々に増えているので、そういうチャンネルも見てみてください。

以上が、ボクなりのBlender初心者が勉強するオススメの方法です。

初心者にオススメの書籍

Blenderを効果的に学ぶには、テキストを使った体系的な勉強法もオススメです

一番最初にテキストで基礎的な知識を吸収し、その後にブログなどで必要な知識を得るという流れが、Blenderを学ぶ際に良いのではないかと、ボクは思います。

ただ、やみくもに書籍を探しても、バージョンに対応していなかったり、内容が複雑で初心者の方には難しかったりします。そこで、ボクがオススメの書籍をご紹介します。

CGソフトを扱うのは、それなりに時間が必要なもの。でも、できるなら早く習得したいはず。そんなあなたのBlenderライフをより良いものにしてくれるでしょう。


基本的なBlender操作を学ぶのにオススメの一冊です。実際、ボクも始めて触った際に、こちらで学びました。扱う内容も基礎のものが多く、初心者でも手軽に手を出せるような内容になっています。

まとめ

Blenderの勉強順序は書籍→ブログ→Youtubeの順番。どれが良い、どれが悪いじゃなくて、それぞれに良さがある。自身の習得レベルに合わせて効率的に吸収していこう。

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