はじめに
この記事は「キャラクターの性格の作り方」について書かれています。
- 性格作りのコツがわかる
- 具体的な性格の作り方がわかる
- 個性的なキャラクターが作れる
キャラクターの性格は、目に見えない要素を含んでいるため、作り込むことが難しい項目になります。
そのため、性格を作ることに悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
「キャラが被って見える」
「キャラが立たない」
などの悩みは、キャラの性格がしっかりと確立されてないと高確率で起こります。
では、キャラクターの性格はどうやって作るのか。
それは、キャラクターに”エピソード”を持たせることだとアドバイスします。
「エピソード? なんだそりゃ?」
それでは、エピソードを意識した性格作りについて、お話します。
キャラクターには視覚的にどう見せるかが重要
誰が見てもパッとわかる”キャラが立った状態”というのは、どんなことを指すのでしょうか。
良書:『人を惹きつける技術』では、
キャラが立つには
「そのキャラクターを視覚的に「どう見せたいか」を考えることによって」
決まってくる、と書いてあります。
つまり、キャラクターには見た目というものがとても重要になってきます。
こんな話を聞いたことがあります。
とあるマンガ家さんがキャラクターを表現するためには、シルエットでもわかるように描けと言われるそうです。
シルエットですから、当然、色の識別もできないし、表情もわかりません。あるのは、白地に書かれた黒いオブジェクトだけ。
それだけで、自分のキャラクターだと判断できれば、キャラが立った登場人物が描けたということになります。
反対にシルエットにしてみると何のキャラクターかわからないようでは、キャラが立つには遠いということですね。
性格を視覚的に表現するためには
「シルエットだけでわかるようなキャラクターを作れ」
という格言からわかるように、視覚的に表現するのはキャラクターにとってとても重要です。
しかし、性格においては、その視覚的な表現ができません。
ボクたちは「元気」や「内気」「思慮深い」などの性格を直接的にみることはできないのです。
それではどうするか。
ここで、一番初めに伝えた「エピソード」というワードが重要になってきます。
「内気」や「陽気」といった性格は、視覚的に表現できません。
しかし、その性格に「エピソード」を結びつけることによって、疑似的に見ることが可能になるのです。
疑似視覚化=性格に沿ったエピソードを作る
「疑似的? なんだそりゃ?」
例えば、ここに内気なパンダ君がいたとします。
内気なままでは視覚的に表現できませんから、この「内気」を使ったエピソードを考えてみるのです。
例えば「下校中にクラスメイトに話しかけられて曖昧な返事しかできない」とか
「誰かと話す際はいつも前髪をいじって視界を遮ってしまう」とか。
そんな内気なパンダ君のエピソードを考えてみる。そのエピソードたちはパッと頭の中でイメージできますよね?
これが、性格を疑似的に視覚化する、ということです。
エピソードを考えることで、キャラが立つ
さらに話を一歩進めてみましょう。
先ほどは根暗な「内気」を持つエピソードを考えてみました。
一方で、「内気」エピソードは、これだけじゃないことはわかると思います。
例えば「話しかけられればニコニコとしていますが、口数は少ない」とか
「友達はいるけど、いつも聞き役に回っている」
そんな、明るい「内気」のエピソードも考えられます。
このように、内気にエピソードを加えていくことにより、キャラクターによって「内気」が差別化され、「キャラが立つ」ことがわかります。
根暗な内気や明るい内気のように、キャラの特徴を抑えて性格が出来上がっていくのです。
今のは簡単な例ですが、これ以外にもどんどんとエピソードを考えていくことが、魅力的な性格を作り出すことにつながります。
まとめ
キャラが立つとは、視覚的にどう表現するかで決まる。そのため性格を、視覚的に表現する必要がある。
性格を視覚的に表現するためにはエピソードを加えることにより疑似的に見ることができる。
エピソードを加えて性格を表現することにより、個性的なキャラクターも作れる。
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