小説の道具ってパソコンだけ?オススメしたいPC以外の道具

執筆活動のコツ
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はじめに

この記事は「小説を完成させるための道具」について書かれています。

この記事からわかること
  • 小説に必要な道具がわかる
  • 何故、パソコン以外に道具が必要かわかる

 いきなりですが、皆さんは「小説を完成させるための道具」を持っているでしょうか?

何だよ、いきなり。パソコンくらい持ってるよ

 確かに、小説はパソコン1つあれば書けてしまいます。しかしボクは、小説の道具が「パソコンだけ」というのは心もとないと考えています。それは例えれば、旅行に出る際にリュックサックだけ持って出かけることに近いと思います。

 リュックサックだけでも、旅行は出来ます。

 しかし、それ以外にも歩くのに適した服とか、疲れづらい靴とか、雨具とか、カメラとか、ボールペンとか、そう言ったものを持っていた方が「旅行をより有意義に出来る」と思うのです。

 これは、小説においても同じで、「パソコンだけ」で執筆の旅に出るのは、旅を有意義にするための道具が少ないのではないかなと思うのです。

それなら、スマホも持ってるけど?」

 パソコンやスマホは最強の道具です。しかし、それさえあれば万全かと言われれば、ボクは「NO」と答えます。

 小説を完成させるためには「それ以外の道具」も必要だと考えています。

「なんで、パソコン以外の道具が必要なの?」

 それは何故かというと、小説には「アイデア」というものが必要不可欠だからです。魅力的なアイデアを産み出し、形にし、そして小説に落とし込んでいく作業。

 この作業には、どうもパソコンだけでは対応が難しいと、ボクは考えています。

 そこで必要になってくるのが「パソコン以外の道具」になります。

 何も高価なモノを集めようと言っているわけではありません。また、突飛な道具でもないのです。

 近所のコンビニや百均などで普通に買える、そんな道具で良いのです。

 どんな道具が必要なのか、これから説明していきます。

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何故、パソコン以外の道具が必要か

そもそも、なんでそんな道具が必要なの?

 普段から、パソコン1つで勝負している方にとっては、どうして他の道具が必要かと疑問に持たれると思います。

 その問いへのボクの答えは、「小説には執筆意外にもやるべきことが沢山あるから」であり、「パソコンには不得手な作業も含まれるから」です。

 一見すると、パソコンは万能に感じますが、しかしその中でも“得意”“不得意”が存在するとボクは考えています。以下に比較表を示します。

得意なこと不得意なこと
・アイデアを貯めておく
・執筆する
・校正する(誤字脱字チェック)
・清書する
・アイデアを出す
・構想を練る
・構成を考える
・推敲する

 小説を完成させるために必要なことを、ざっと書き出してみました。

 これらを、パソコンの得意不得意に当てはめてみると、以上のような分け方になると考えています。

 主な分け方としては、

  • アイデアを出す:他の道具の方が得意
  • 執筆や誤字脱字チェック:断トツでパソコンが得意
  • 構想や推敲する:他の道具の方が得意

 このような形になります。執筆作業や誤字脱字チェックは文句なしにパソコンが得意です。手書きよりも、格段に効率が良いのは言うまでもないですよね。

 ただし、アイデアや構想を練るなどの、小説の内容を左右するものについては、パソコンよりも他の道具を頼った方がいいというのがボクの結論です。

 それは、アイデアの特性からも言えます。つまり、パソコンではすべてが「キレイにまとめられすぎる」のです。

 アイデアは、既存の要素の新しい組み合わせです。

 キレイに整頓されている物から考えるよりも、ごちゃごちゃに混ざった物から新しい組み合わせを考え出す方が、アイデアは出やすいのです。

アイデアとは何か
アイデアとは何か

 そういった意味で、やはりアイデアはパソコンではなくて、他の道具に頼った方がいいと考えています。つまり、「アナログの道具」が良いということですね。

 アイデアについての詳しい記事は、こちらを参考にして下さい→(記事:小説におけるアイデアとは?基本から実践までを考えてみる

 逆にパソコンは、一度考え出したアイデアを貯めておく作業はとても得意です。整理整頓して貯めておけますし、ごちゃごちゃになる心配もありません。

 どこに保存したのかも、最近のパソコンは「検索機能」ですぐに発見できます。これほど素晴らしい道具は他にないです。

 このようにして、ボクはパソコンの得意不得意を分けています。

 もちろん、すべての作業においてパソコンが「出来ない作業」はありません。全部できます。でも、パソコン以上に、その作業を得意としている道具が沢山あるのです。

 だったら、そっちの方を使った方が得策かなというのが、ボクの主張です。

パソコン以外の道具も活用しよう
パソコン以外の道具も活用しよう

どんな道具が必要か

 では、ここからは、パソコン以外にどんな道具が必要かを記述していきたいと思います。

 道具といっても、特殊で高価なものは必要ありません。近所で買える安価なものばかりです。(道具の中では、パソコンが断トツで高価なものです)

 沢山ある道具の中から、ボクが特に使っている道具をご紹介します。

アイデアを産み出すための道具

必要な道具:

  • A4用紙
  • 模造紙
  • 付箋
  • カラーペン
  • ボールペン
  • シャーペン
  • セロハンテープ

 アイデアの定義は、先ほど言った通り「既存の要素の新しい組み合わせ」になります。

 つまり、「既存のアイデアを集めて」それらの「新しい組み合わせ」を探ってみよう、というのがアイデアの基本になります。

 これは当然、小説におけるアイデアを産み出す際にも有効になってきます。

 そんなアイデアを出すために活躍するのが「KJ法」です。KJ法については、今更、ボクが丁寧に解説することではないと思います。詳しいKJ法を知りたい方はこちらの本を参考にしてみて下さい。(本:発想法 改版 創造性開発のために

でも、KJ法なんで、小説のどこで使うんだよ?

 そんな疑問が湧くかと思います。どんな時にKJ法を使うか、それは主に3つの作業を行う時です。

  • キャラクターを考える時
  • 世界観(舞台設定)を考える時
  • エピソードを考える時

魅力的なキャラクターを作りたい」、「舞台設定である世界観をもっと深めたい」、「読者を惹き付けるエピソードを考えたい」という時に、KJ法はとても役に立ちます。

 それは、KJ法が「新しい組み合わせ」を産み出すのに適しているからです。

 そんな小説のアイデアを出すための具体的なKJ法の使い方は、こちらの記事を参考にしてみてください。記事はこちら→(記事:)

構想・構成を考える際の道具

必要な道具:

  • カード用紙
  • 貼ってはがせるノリ
  • PPシート

必要な道具:

 構成や構想を考える時は、「カード並び替え法」が有効です。

 構成や構想は、簡単に言えば「読者にどう見せたいか」という「見せ方」の問題だとボクは考えています。つまり、視点が重要だということですね。

 ここでは、カードにエピソードを記入して、それらを並び替えていく「カード並び替え法」が良いとボクは考えています。

 やり方はとっても簡単です。

  1. 重要なシーンごとにカードに記入する
  2. 記入したカードを章ごとにPPシートに貼り付ける
  3. カメラワークを意識してカードを並び替える
カード並び替え法
カード並び替え法

 カードに記入して並び替えるだけなので、とても簡単に構想が考えられるし、カードに記入した内容を吟味することが構成にもつながります。(構成についての記事はこちら→(記事:小説の構成ってどうやるの?構成は「カメラワーク」を意識しよう))

 カード作りが少々面倒ですが、でもそれで小説が良くなるならば、やっておいて損はないと思います。

 記入したカードをPPシートに貼り付けて、執筆部屋の壁に貼っておけば、すぐに構想が練れます。並べ替えするときは、カードをはがして並び替えます。その為に、貼ってはがせるノリを使用します。

 カード並び替え法についての詳しい記事はこちらを参考にしてみて下さい。記事はこちら→(記事:)

推敲する際の道具(執筆中)

(執筆中)

 いかがだったでしょうか? パソコン以外にも小説の道具が必要だということは分かってもらえたかと思います。

 別に、パソコンだけでも良いんです。でも、執筆活動をより良くしようと思ったら、他の道具に頼ってみるのもありだと、ボクはそうオススメしたいのです。

まとめ

 小説を完成させるためにはパソコン以外の道具も有効になってくる。

 パソコンの不得手な作業に対して、積極的に他の道具を使ってみよう。

「……小説に必要な道具って、何があるんだろう?」

小説を書いていて、そんな疑問を抱えたことはありませんか?

そんな疑問に答えるために、これまでに紹介した「小説に使える道具」を【まとめ】記事として作ってみました。

 

 

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